
Good Bye / Bé omid é didar
(Mohammad RASOULOF)
2011年は世界レベルでも個人レベルでも
「うすうす感づいてはいたけれど見ないようにしていたこと」が、
いよいよはっきりしてしまった年、という感じがします。
自分の外も内も、なかなかハードでした。
みなさんも少なからず、そうだったのでは?
でも嵐の後には、自分が「どうしたって入れあげてしまうもの/ひと」が
いっそう色濃くなった。(serendipity!)
今年は、2011年で明らかになった/腹をくくって受け入れた事柄を血肉に、
こころ明るく生きていきたい。
さまざまな「差異」を面白がれる余裕を持って。
I'm so tough, tough!
■ライヴ:Kip Hanrahan "Beautiful Scars" @ブルーノート東京(12/9)
あまりに強烈な音楽体験、あまつさえ心底好きすぎて、
旧グッゲンハイムで行われた素敵なイベントを見るためだけに。
中島ノブユキさんのピアノ、北村聡さんのバンドネオン、
寺門孝之さんのライブペインティング、
ゲスト・荒戸源次郎監督とのトーク。
精神の贅沢をした。
■演劇:ままごと『わが星』@三鷹市芸術文化センター 星のホール(4/27)
作品と一緒に年をとりながら、まいとし一回見てみたい。
演劇でそう思ったのは初めて。感情のふたがぱかっと開いた、驚いた。
■ダンス:デラシネラβ『ロミオとジュリエット』@世田谷ものづくり学校(9/28)
ラスト、ロミオとジュリエットが死ぬと、
四方八方から転がる紙テープ、宙を舞うフリスビー!
玉手箱を開けた愉快さと切なさ。
私の肋骨の中で騒ぐ鳥を飛ばしたかった、拍手がわりに。
■映画(ドキュメンタリー):
マリー・ロジエ監督『ジェネシスとレディ・ジェイのバラッド』
@シアターイメージフォーラムフェスティバル(5/2)
過剰なひたむきさが胸を打つ、
ジェネシス・P・オリッジとパートナー、レディ・ジェイのドキュメンタリー。
この映画そのものが旧い友人のよう。だいじにしたい映画。
■映画(フィクション):モハマド・ラスロフ監督『グッドバイ』
@東京フィルメックス(11/22)
ディテールの丁寧な積み重ねによって、
テヘランに住む女性の物語が、「私の」物語になる。
監督が映画と観客を信じている、ということを強く感じて、そこにも感動した。
■インスタレーション:ジェームズ・ベニング『ルール』
@恵比寿映像祭(2/25)
ドイツ・ルール地方の7ヵ所に据えられたキャメラによるロングショット。
何も起こらないが常に何かが起こり続けている121分。
ぐうぜん見つけて珈琲を飲み、興奮して、詩を書いてしまった。
古いビルの2階、赤鬼の近く。探してみてください。
すばらしい場所。本当は教えたくないくらい。
■サロン:THE OVERSEA
通い始めてことしで3年。「ただ髪を切る」以上の体験をくれる美容室。
何もかもおまかせでカットしてもらったり、
何色にするか一切ひみつでカラーリングしてもらったり。
シャンプー台の右斜め前に見える、女の子が両手を拡げている写真に
市村友花